会社で出世するためには仕事ができることが大前提ですが、それだけでは出世できません。やはり世渡り上手であることが大切です。

出世する人は上司からの信頼が厚く後輩からは慕われる存在であることが多いです。会社の人全員に好かれるのは難しいかもしれませんが、一生懸命仕事に取り組み、人として誠意ある行動をしていれば自然と周りに人が集まり社内全体が味方をしてくれるようになるでしょう。

大きな規模の組織で働いていると、そこには複雑な人間関係が生まれてきます。役職だけでなく、社内での人脈が出世を大きく左右することが、実際のビジネスの現場ではよくあります。出世を目指すためには、社内政治は避けられない要素でしょう。これまでは男性が中心となって、社内での駆け引きが行われてきました。しかし女性の社会進出と共に、女性も社内での駆け引きに関わらざるを得なくなっています。しかし、男性の社内政治の手法を、必ず踏襲しなければならないという必要はありません。女性の立場から、もっと発展的な提案を行う事ができます。

社内政治は、組織内の秩序を維持するためには必要なことなのです。しかしあまりに度が過ぎると、かえって組織にとって悪い結果をもたらす事があります。社内での駆け引きに終始するばかりに、本来のビジネスの重要な点を忘れてしまいがちです。社内での駆け引きは、あくまでビジネスの目的ではないことに気づくべきでしょう。そのきっかけを、女性の立場から作り出す事ができます。始めは女性だからと不当な扱いを受ける事があるかもしれません。しかし、成果次第では実力を認めてもらい、重要な役割を任せられるようになるでしょう。また、後に続き、社内で出世を目指していく女性たちの為になります。女性が働くための新たな道を切り開いていくという面でも、社内政治に積極的に介入したうえで改善を追求していく意味は大きいと言えます。